まだ改良中ですが,プログラムを使って人工衛星を望遠鏡で追いかけることに成功しました.望遠鏡SV503にレデューサーをつけていて,焦点距離は300mmとなっています.人工衛星の予想軌道に合わせて望遠鏡を載せたAZ-GTiをプログラムから操作しています.静止画をコンポジットして動画としていて,15倍速となっています.
人工衛星(Seasat 1)の追跡, 2021/03/22 21:03-21:07, 4-12mmCCTVズームレンズ(12mm)+ASI385MC,AZ-GTi,Gain 450, 露出 0.5s, 場所:自宅ベランダうっかりPCの時間調整を忘れていたので,そのせいもあって最初位置がずれていて,その影響でさらにずれが拡大していってます.途中(動画で7秒くらい)からちょちょっと調整することで,その後は綺麗に追えています.最初に視野に捉えることさえできれば,もっと高倍率でも追えそうです.
今回はテストでしたのでゲインを高くしていて人工衛星は露出オーバーですが,次には衛星の形がわかるような動画を撮りたいです.今回撮ったのはSeasat 1ですが,長さ21mで,高度は800kmだそうです.計算してみると,視野角5.4arcsecになって,SV503+ASI385MCで見ると4 pixel程度になります.これでは形の判別は難しいかもしれません.ISSなら,サイズは100mちょっと,高度400kmで,視野角51.6arcsecとなり,SV503+ASI385MCで37pixel程度となります.これなら,レデューサーをつけても形がわかるでしょう.楽しみです.
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