回転花火銀河(M101)の観望

2021/05/01

DSS

 回転花火銀河(M101)を撮影しました.215枚のスタックで,合計の露出時間は57分です.

回転花火銀河 M101, 2021/04/25 22:01-22:57, SV503+ASI385MC,AZ-GTi, Gain 400, 露出 16sx215枚, Sequatorでスタック,トリミング,場所:自宅ベランダ

この位置(方位角30度,仰角65度程度)を撮影するといつも星が画面上で少しずつ右下に流れていきます.1枚の露出時間16秒にしたくらいから目立ってきます.今回のスタック結果でも,星が少し右斜下方向に伸びています.いつも同じ現象が出るので,何か設置の仕方がまずいのかもしれません.


改善可能性のある対処法は今思いつくところでは以下の3点です.

  1. 最初の架台の設置を可能な限り精密に行う.具体的には,水平・北向きを精密に行う.
    • これについて試してはいるのですが,まだ成果は出ていません.
  2. 目標とする対象の近くの星を2つ使って,挟み込むようにアライメントを行う.
    • 回転花火銀河は観測位置のベランダからみて視野範囲の端なので,これまで離れた星でアライメントを行ってきました.庭に出て観測を行えば,アライメントに使う星を変えることができます.
  3. ガイドスコープを使ってオートガイドを行う.
    • これは敷居が高いので,今は試していません.でもそのうち手を出したくなるかも.今のところは,経緯台のノータッチガイドを極めたいと思っています.
成果が出たらまた書きます.