レデューサー・バローレンズの効果確認

2021/02/22

バロー レデューサー

 レデューサーやバローレンズは,レンズから撮像素子までの距離で倍率が変わります.手持ちのレンズについて,焦点距離と映像の確認を行いました.

手持ちの補正レンズは

  • 笠井トレーディング GSO 0.5x 1.25インチフォーカルレデューサー
  • Vixen 2倍バローレンズ31.7T

です.レデューサーの縮小率を調整するため,Amazonで買ったT2マウントの延長リングをレデューサーと撮像素子間のスペーサーとして使っています.安くて不安(購入時で¥1,717.今見たらもっと安くなってますね😅)でしたが,ちゃんと使える物が届きました.


SV503でこれらの補正レンズを使った映像と,以前Plate Solvingを使って求めておいた焦点距離とF値を示します.画像は,Gain 150で撮り,露出時間だけで明るさを調整しています.陽気で大気が揺らいでいたので,その影響を受けています.また,低倍率で上部が暗くなっているのは視野内に電線が入ったからです.


バローレンズ2x
FL=1257mm,  F15.7
SV503+ASI385MC+バロー2x,Gain 150, 露出 2ms

補正レンズなし
FL=560mm, F7
SV503+ASI385MC,Gain 150, 露出 0.5ms

レデューサー0.5x
FL = 299.8mm, F3.74
SV503+ASI385MC+レデューサー0.5x,Gain 150, 露出 0.125ms

レデューサー0.5x+スペーサー5mm
FL = 264.0mm, F3.29
SV503+ASI385MC+レデューサー0.5x+スペーサー5mm,Gain 150, 露出 0.125ms

レデューサー0.5x+スペーサー10mm
FL = 240.2mm, F3.00
SV503+ASI385MC+レデューサー0.5x+スペーサー10mm,Gain 150, 露出 0.125ms

レデューサー0.5x+スペーサー15mm
FL = 210.8mm, F2.63
SV503+ASI385MC+レデューサー0.5x+スペーサー15mm,Gain 150, 露出 0.125ms

スペーサー5mmから周辺減光が気になり始めます.スペーサー15mmではかなり強烈な周辺減光です.レデューサー+スペーサーを使ったときには,フラット補正が必須ですね.