ローカルでPlate Solving (All Sky Plate Solver)

2021/02/15

Plate Solving

 Astrometry.netはネットに繋がっていないと使えません.これをローカルに行うソフトウェアがいろいろ発表されています.私は,WindowsPC上でASPS(All Sky Plate Solver)を主に使っています.ローカルなPlate Soverは単体ではあまり有り難みがありませんが,カメラ制御ソフト+架台制御ソフトと組み合わせて使うことでとても便利になります.


ASPSはASPSのページから得られます.[Download All Sky Plate Solver]ボタンを押してインストーラをダウンロードします.インストール後,メニューの Settings>Plate solver settings... で Focal length と Pixel size を設定します.Focal lengthがわからない場合は前回やったように自分で計算できますが,Settings>Settings assistant... を選べば作業を手伝ってくれます.また,Settings>Location settings... で観測地を入力します.


さらに,メニューの Indexes>Index installation wizard... を選んで,Indexファイルをインストールします.Folcal length, Pixel size, Chip array を入力すると必要なIndexファイルを教えてくれます.これを持っている機材全部について行います.ダウンロードには,結構時間がかかります.私の場合,全部ダウンロードするのに10時間以上かかったと思います.さらに,途中で失敗したりするので,その際には再ダウンロードします.

Indexファイルのダウンロード

準備ができたら,Plate Solvingを行います.前回と同じ画像を使ってみます.


以下のような出力が得られます.


カメラ制御ソフトや架台制御ソフトとの連携は,またそのうち書きます.